第75回長崎県消防団大会
私の場合、きっかけはなく、気づいたら就職と同時に入団していた。
ただ、父も消防団に入っていたし、近所の人たちも消防団に入っていたため、幼い頃から、大人になったら消防団に入ることが当たり前だと思っていました。
入団したことで自分の成長を実感するとともに、尚一層の地域貢献を行っていこうと決心しました。
消防団では地域防災に協力してくれる事業所を募集しています。
「消防団協力事業所」として認められた事業所は、取得した表示証を社屋に提示でき、表示証のマークを自社ホームページなどで広く公表することができます。
事業所の認定には、各市町が認定する「市町(シルバー)認定事業所」と総務省消防庁が認定する「消防庁(ゴールド)認定事業所」の2種類あります。
近年、消防団員が減少し、平均年齢の上昇が進む中、大学生・専門学生等、若い力の消防団活動への参加が強く期待されています。
そんな中、各地で大学生、専門学生等を消防団員として採用しようという動きが広まりをみせており、平成23年4月1日現在(岩手県、宮城県、福島県は平成22年4月1日現在)で2,056人の学生団員が活躍しています。
消防団の活動には、女性ならではの活動も多く、たくさんの女性団員が活躍しています。
働いている方も、学生の方も、主婦の方も、多くの女性のチカラが消防団で輝いています。
2つの顔を持つことで一層魅力的に輝く、女性消防団員をご紹介します。
長崎県より消防団充実強化促進事業費補助金を助成いただき、市内を運行する路線バスにラッピングを施し市民への消防団員募集の呼びかけや消防団活動へのイメージアップを図りました。この効果もあり、ラッピングバス運行後には消防団員が増加しました。今後も様々な媒体を通じて消防団員募集を呼びかけてまいります。
平成30年1月27日(土)、壱岐の島ホール中ホールにおいて壱岐市消防団主催で壱岐市消防団幹部研修会を実施しました。研修会には、日本赤十字社長崎支部より樺山智子氏を招聘し、樺山講師からは「生活習慣病予防講座」という演題で壱岐市における生活習慣病の現状や、その予防対策についてご講演いただきました。
また、壱岐市消防団の幹部団員が集う本研修会に併せて、昨年11月に開催された第23回全国女性消防団員活性化広島大会に参加した女性消防団員より報告会を行いました。活性化大会には「平成29年度長崎県消防団充実強化促進事業費補助金」を活用し壱岐市から割石団長を含む6名の団員が参加しました。女性消防団員からは壱岐市消防団女性団員の今後の在り方等を幹部団員だけでなく他の女性消防団員とも共有することができました。
本研修会を通して、団員自身の健康管理の重要性について再認識を図るとともに分団の垣根を越えた意見交換をすることで今後の消防団活動の円滑化や地域防災力の向上に貢献できるものと確信しています。
平成29年7月2日(日)、壱岐市芦辺町ふれあいグラウンドにおいて現地教養訓練を実施しました。現地教養訓練は、操法大会が開催されない年(隔年)に実施しています。訓練礼式担当として長崎県消防学校より上戸教官、ラッパ隊教習担当として陸上自衛隊大村駐屯地より黒木教官、谷村教官を招聘し、壱岐市消防団員560名が訓練に参加しました。当日は梅雨の晴れ間により、非常に蒸し暑い中、終始集中を切らさず熱心に訓練に励みました。
長崎県消防学校の上戸教官からは、「訓練礼式はあらゆる災害現場での基礎となるもの。しっかりと訓練して身に付けていただきたい」と講評をいただきました。この訓練を通して、壱岐市消防団員の団結が更に強固になるものと確信しています。
平成29年3月5日(日)、午前10時から壱岐市全天候型多目的広場及び壱岐市操法訓練場において、消防団フェスタを開催しました。このフェスタは消防団が計画から準備・運営まで主体的にかかわり、消防団員の士気向上により消防団の結束力と組織強化を図ること、また、消防団員と市民の交流の場を作ることにより、消防団活動への理解、市民の防災意識の高揚を図るとともに、若年層、女性に対する消防団への理解と加入促進を図る場とすることを目的に初の試みとして行われました。
フェスタ当日は天候にも恵まれ、一般来場者も1,000名を超えるなど大盛況となりました。フェスタは、分団単位での壱岐の食材を活かした創作料理を販売する露店の出店、子供を対象としたゲームコーナー、消防音楽隊の演奏、福引抽選会、梯子車試乗体験、放水体験など多彩な内容で、子供からお年寄りまで楽しめる内容でした。
また、このフェスタを開催するにあたり長崎県より平成28年度消防団充実強化促進事業費補助金を助成いただき、広報用ポスター・チラシ、音響設備の借上げ、抽選会の運営に活用しました。日頃、消防団と子供たちが接する機会はあまり多くないですが、このフェスタを機に将来の消防団の担い手となる子供たちに有効なPR活動ができたと感じています。
長崎県より平成28年度消防団充実強化促進事業費補助金を助成いただき、平成28年6月3日に北海道札幌市において開催された、第22回全国女性消防団員活性化北海道大会へ6名の女性消防団員が参加しました。その報告会を兼ねて、平成29年2月19日(日)、壱岐の島ホール会議室において研修会を実施しました。
報告会では、参加された女性消防団員が大会の様子や感じた事を発表し、参加していない他の団員と情報を共有しました。また、その後の研修会では「災害時における女性消防団員の役割」をテーマにグループ討議を行い、各所属での活動内容や活動に際しての問題点等を洗い出し、来年度の活動目標を設定しました。この報告会、研修会には中原壱岐市副市長も参加され、「女性ならではのきめ細やかな活動は絶対に必要です。市としても全面的にバックアップできるよう努めます」と講評されました。
壱岐市では、女性消防団員が減少傾向にあるが、それも感じさせない活気溢れる有意義な研修会となりました。